技術系サラリーマン投資しながら映画を観る

ラットレースからの脱却を夢見てます。投資でお金を増やしたい。たまに映画と音楽。

ムーンライト 映画鑑賞レビューpick up

ムーンライト

「ムーンライト」の画像検索結果

 

このフライヤーの顔、よく観てくださいね。

前代未聞のミスを乗り越え?アカデミー賞作品賞を獲得した作品。

とてもいい映画。観たほうがいい。

 

黒人、いじめ、同性愛、ドラッグ、と、

各種重いテーマを詰め込んであります。

鑑賞する前は、詰め込みすぎで大丈夫かな??という不安もちょっとありました。

が、そんな心配は全く無用!!

確かにこれら全てのテーマが関わっていますが、

それらについて詳しく描くというよりは、それらの問題を持った人間の話を

それらを誇張することなく自然に描いています。

確かに、私たちも日々様々な問題を抱えていて、

それを脚本家にドラマチックに脚色してもらえばドラマ化くらいはできるかもしれません。

でも、普段いつもドラマチックであることは無いですよね。

でも周りには纏わりついているような、そんな感じです。

 

リトル 子どもの頃のシャロン

 とても自然で、目に力のある子でした。

無口で人に心を開かずクラスメイトにも馴染めない不安と恐れを上手に演じていました。

彼が徐々に心を開いていった売人のフアンの家で、

「オカマって何?」と聞くシーン、

もしかして自分もそうなのかも、という思いが芽生え始めていたのか、

周りと馴染めない自分に問いかけるような様子が切なかったです。

この子どもの頃のシーンはまさに起承転結の起で、

その後の全ての要素が詰め込まれていたように思います。

特にフアンは、この時期以降は出てこないのですが、

シャロンの人生に大きな影響を与えている点で重要。

ただ、いじめにあってたり、母親に罵倒されたり苦しい中にも、

まだ子どもであるための気楽さのようなものも見えたりして、

今後どうなるのかな、という期待も持てたシーンでした。

 

シャロン 高校生

このころのシャロンからは苦しみしか感じませんでした。

いろんな事を理解し、自分を見つめ、苦しんでいる様子が痛いほど分かる。

子どもの頃の気楽さが無くなり、より自分の中に閉じこもっているようで、

どうなってしまうんだろうか、と思わずにはいられない。

そして彼の人生を決定付ける出来事が起こるんだけど、

これもなるべくしてなったのかどうなのか。

 

ブラック 大人のシャロン

ここはもうびっくり、え、シャロン?って感じ。

それでも、彼の目はどこか寂しそうな弱そうな雰囲気があって、

ああ、シャロンなんだ、と思えるように・・・。

この大人のシャロンの外見と内面とが、この映画の本質である気がしましたね。

究極のラブストーリーでもある。

 

フアン

子どもの頃のシャロンを助け、シャロンの心を開いていったわけだけど、

かれの仕事は麻薬の売人。

でも彼はすごく優しい人で、それは彼の演技がすごく良かったことによって分かりました。

大人になったシャロンを見て分かったのだけど、

フアンもいろんな理由があって売人になったんだろうと、

ならないと生きていけなかったのかもしれないんだろうな、と。

もしかしたら彼も子どものころいじめられていたのかもしれない。

フアンも外見は、シャロンの母親に嫌われる麻薬の売人、

でも中身は自分と似たシャロンを助ける優しい人。

そしてシャロンの母親はドラッグ中毒。

黒人、売人、ゲイ、外見と内面って一体何なのか、と。

シャロンの友人だってゲイではない訳だし。

 

全編通して、非常に静かな映画でした。

淡々と物事が描かれているような印象。

でも良く考えてみると、次々にいろんなドラマ、事件が起こっているわけです。

だけどそれらがそれ程強調された気がしないのが不思議。

きっと製作者も、それぞれに焦点を当てるのではなく、

自然な事柄として描きたかったんじゃないかな、と想像してます。

文学的といったらいいのか分からないけど、

静かだからこそ残る力強さと余韻がある映画でした。

 

黒人だからとか、ゲイだからとか、そういった映画ではなく、

ただの人間の映画として観て欲しい。

作品賞にふさわしい映画だと思います。

 

私の記憶では、この映画に白人は一人だけ。

高校生のシャロンを逮捕した警官で、セリフは無いし、ほんの数秒映っただけ。

ハリウッドでは黒人差別をテーマにした映画の場合、

「良い白人」がいるかどうかに依る、という噂もあります。

以前作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」には、

主人公を助けた「良い白人」がいた。

それでも夜は明ける [DVD]

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 この映画はそうではなかったですね。

だからやっぱり、人間としての映画なのだと思う。

 

しかし、ブラッド・ピットはプロデュースの才能があるのだろうか。

今回は「良い白人」としての出演も我慢したようだし。

 

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ライオン 映画鑑賞レビューpick up

ライオン「ライオン 25」の画像検索結果

 

デル・パテルは助演男優賞ですが、主演は子どもの頃のサルーですか?

デル・パテル、スラムドック・ミリオネアで見たときはまだ少年でしたが、

大きくなって・・・かっこよくなりました・・・

 スラムドッグ・ミリオネアはインドのエネルギー満開で、

ダニー・ボイルの疾走感を融合しすごく爽やかな映画でした。

 

今回のライオン、序盤では5歳のサルーがインドの街をさまようわけですが

やはりインドのエネルギーを感じることができます。

インドを訪れたことのある人なら分かると思いますが、

あの国のエネルギーはすごいものがあります。

スクリーンから街の匂いを感じそう。

私はインドが好きです。

 

5歳のサルー

彼は本当にかわいい。

監督が2000人をオーディションして決めただけあって、とても良い。

目の力って言うんでしょうかね、

特にインド人の子どもは目が大きく、すごく力があると思うんですが、彼もしかり。

ぼさぼさ髪の毛がおしゃれ。

 

見知らぬ大都会コルカタで兄を呼び続けさまよう姿は涙です。

インドではよく子どもに服の裾を引っ張られました。

もちろんお金をせびってくるのですが、

このサルーのような子もいたのかな・・・なんて思ったり・・・

映画ではサルーの不安がよく伝わってきて、

サルーが心を開く様子、また閉じる様子が上手いこと共感できました。

これは文章には上手くできないのだけど、

多分脚本と監督、そしてサルー少年の力でしょうね。

 

5歳のサルーとは、遠くオーストラリアの里親に引き取られるところでお別れします。

 

25年後のサルー

つまり30歳ですね。

もうすっかりかっこいい青年で、西洋人(オージー)になっているサルー。

 

ふと、インドのお菓子を見て過去を思い出すわけです。

自分が迷子であったことを。

そしてGoogle earthでインドの家族を探し始めます。

というお話。

 

さて、この25年間、彼は何を思っていたのか。

もちろん、一目で彼が養子であることは分かるし、里親もそれを隠しはしない。

25年間の彼は、自分が迷子になったことを忘れていたのか。

確かに5歳時の記憶なんて曖昧です。

でも自分にインド人の母親がいることは25年間に理解しているはず。

それでも、お菓子を見るまでインド人の母親は・・・という思いに駆られなかったのでしょうか。

分かります、理屈ではないということは。

とあるきっかけ、お菓子であるとき脳内のシナプスが強烈に刺激されてしまったんですよね。

 

それからはもう、その思いのみに支配されているようでした。

自分のアイデンティティを失ったかのようでした。

5歳の頃迷子になり街をさまよっている時に戻ったように、

不安と孤独に駆られているようでした。

 

という、誰も心の奥底にしまっていて、

普段意識していない思いがあるのでは、と思ったり。

それを意識したとき、人はどうするのか、と考えたり。

 

と、考えることもできる映画ですが、

単純に、エンターテイメントとしても良かったです。

終盤、過去の記憶とGoogle衛星写真、そして30歳のサルーの見る風景が

一致していくところは、盛り上がり方がすごくよかった。

 

ニコール・キッドマンルーニー・マーラーを贅沢に使い、

二人ともとても良かった。

 

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市役所の窓口業務開庁時間拡大を求める

 

昨日、自主プレミアムフライデーということで、

16時に退社して市役所へ行き、パスポートの申請をしてきました。

 

私の自治体の市役所では、

パスポートの申請は平日の8時から17時までのみです。

市役所は、毎週水曜日に夜19時まで開庁、

毎月第一日曜日も開庁しています。

しかしパスポートの申請は水曜の17時以降、第一日曜にはできません。

なので、平日どこかで行かないといけません。

パスポートの受け取りも水曜日の17時以降にはできません。

 

なのでやはり、平日どこかで会社を抜ける必要があります。

何かシステム上の障害があるのかもしれませんが、

せめて、平日どこかの夜間では諸申請業務をフルで行なってほしいところ。

窓口業務はサービス業だと思うので。

税金払ってますし。

 

できれば、毎週土曜日か日曜日どちらかでもフルで業務して欲しい。

申請とか交付の窓口業務だから、交代勤務でなんとかなりませんかね。

せめて午前中だけとかでも。

税金払ってますし。

 

そうすることによって、なかなか仕事を抜けられず申請漏れなどの抑制につながり、

トータルして業務効率化したりしないのかなぁ、なんて思います。

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効率的に結果を出すには…

最近一週間が早く感じます。

もう週の報告会か、と。

毎日あれこれやってるはずなのに、

報告できることがないぞ、と。

これ、非効率なはたらきかたしてるんでしょうか。

技術職なので、いつも順調にいくわけではないのですが。

 

私の会社は今年度より、

より残業を減らす取り組みに力を入れます。

22時以降の残業は原則禁止。

必要な場合は事前の申請が必要。

まぁ、ここのところは22時まで仕事してることはあまりないですが。

より効率的に結果を出すことが求められます。

ちゃんと計画立てないといけませんね。

 

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3月度投資成績 とプレミアムフライデーへの取り組み

2017年の4半期が終わったわけです、

年度的には明日から新年度です。

 

さて、3月度の株式投資の成績は、

先月比-1%と、ほぼ変動なし。

ひさびさの利益確定実施。

売買できただけまし…

 今年の目標は、株式投資の損益をキャンセルすることですので、

だいたい+20%くらい利益を上げなければいけません。

現状、到底達成できなそうな感じ…

 

先週金曜日は3月最終金曜日かつ31日年度末ということで、

プレミアムフライデーだったわけですが、

私の会社では、特にいつもの金曜日と変わらず…

特別なアナウンスがされることも無く…

先月との熱量が大きく違う…

結局、そんなものかと…

先月、社会的にも「どうなの?」って印象だったことを受け、

メディア含め先月より盛り上がるということは無かったですよね。

これって、多分数ヵ月後には消えてると思いますね。

これ、日本人の不真面目曖昧主義ってのを象徴してる。

 

ただ、私の職場は、なんとなく金曜日は残業減らさないと、

という雰囲気は強くなった気がします。

プレミアムフライデーとか決めなくても、

そういう雰囲気ができること、

また、個人が定時で帰宅しても何の気まずさも不安もないことが重要ですね。

 

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ふるさと納税返礼品の 減農薬農法の米からいろいろ考える。

島根県大田市よりふるさと納税の返礼品が届きました。

 

島根さんべ浮布米 無線米10kg、

10000円の寄付です。

お米を返礼品にしている自治体も結構あります。

 

脱線します。

島根さんべ浮布米は、化学肥料を県の標準使用量の3分の1、

除草剤を1~2回のみ使用、害虫用の農薬は不使用、とのことです。

普通の稲作がどの程度化学肥料、農薬を使用しているのか知りませんので、

軽く調べてみました。

 

  • 除草剤

殆どの稲作農家が使用。

アイガモ農法を行なっているのは約9%(9%のJA)で、西日本に多い。

私の出身県の田舎の方ではアイガモ農法やってました。

散布方法で、「ヘリを使うこともある」と堂々と書いているホームページ発見。

枯葉剤ですか・・・やめてください。

アイガモ農法って、お役目終えたアイガモは食べちゃうんですよね、

ある意味、自然な形です。ありがとうございます。

 

  • 農薬使用回数

減農に取組んでいる場合の農薬総使用回数の全国平均が7.5回。

!!!島根さんべ浮布米、減農に取組んでいる農家の中でも相当頑張っている方。

全国平均7.5回というのは、従来の農法に比べ48%減ということ。

ということは、従来は平均15回農薬を使うということですね。

5月に田植え、9月に収穫としたら、1ヶ月3回くらい。

 

  • 安全意識

気に入らないのはここ。

「農薬の使用と安全は関係が無い」という回答が69%、

「少ない方が良い」という回答が26%

農薬を使う以上、自己肯定しないといけないと思ってるのかもしれませんが、

「少ない方が良い」とは分かっているはずです。

農薬飲んだら死にますよね、じゃあ安全ではないです。

「少ない方がいいけど、収率や作業効率化、人手不足、

無農薬農法をすることに掛かる費用の観点から、

適正で安全に影響の無い範囲で使用」

が答えです。

 

土壌は一度化学肥料、農薬が入ると死にます。

それがまっさらな状態に戻るのには長い月日が必要。

でも、一度まっさらな健康な状態に戻ると、農薬を必要としない、

自然の力を持った土壌ができるそうです。

今の日本の農地にはそんな土壌はほぼ無いんじゃないでしょうか?

これは以前お会いした、会社OBの無農薬農家に聞いた話です。

(会社OBなので化学知識がすごい(笑))

ただし、もちろん無農薬なので、虫害は防ぐことはできません。

1~2割は虫害によりいわゆる売り物にはならないそうです、

ただ、自分で食べる分には問題なし。

この収率をどう観るか、ですよね。

これって、まあ、自然な形ではあると思いますがね。

一度痛みに耐えて、農薬を無くす、という選択もありかと。

 

と、脱線しました。

経済活動も、痛みに耐えて、ということは必要と思います。

日本はいい加減すぎる。

 

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3月映画鑑賞レビュー その2 ラ・ラ・ランド注目

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

ラ・ラ・ランド-オリジナル・サウンドトラック

 

 話題のラ・ラ・ランド

オープニングは完全なミュージカル調で始まり、

「おっ」とわくわく感が最大に。

そしてここが最高潮だったようにも思うのが残念…

トーリーは単純なもので、音楽に誤魔化された感じ。

「セッション」の監督なので、

何かすごい展開が待っているのか?と期待していた人もいたようだけど、

私は、こういう話なら、素直なストーリーがよかったと思う。

ちょっと捻ったような、素直ではないような終わり方だったけど、

大団円でもいいではないの?と思った。

「ハッピーエンドは現実味がない、ハッピーエンドではだめという風潮がある」

という記事を読んだことがあったけど、その通りだと思った。

 

  • イフ・アイ・ステイ ★★★

まあまあ興味深いお話。

以前、意識不明から意識を戻した人が、

意識不明中(周りから見れば)、

実は意識があって、周りの会話も全て理解していた、

という恐ろしい話を聞いたことがありますが、

この映画の主人公も幽体離脱のような感じで

意識不明の自分に対する周囲の言葉を聴きます。

興味深かったのは、看護師と祖父の言葉。

なかなか思い言葉ではある。

現在と、過去を上手い具合に交差させていて、面白かったです。

 

  • スノー・タウン ★★
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実話ベースの映画で、

なんだか記録映画のようになってしまった感じ。

ドラマチックでもなく、事実がただ描かれているような感じ。

実話ベースって、脚色ってのが難しいのだろうけど、

主人公の心の動きとかを描いて欲しかったな、と。

貧困の底辺住民のどうしようもないお話。

ただただ、気分が悪くなる映画。

こんな気分になるのは「凶悪」以来かな。

 

  • 百円の恋 ★★
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悪くはないけど、

これも序盤は出てくる人みんな気持ち悪かった。

ただ、急に主人公のスイッチが入って、

ボクシングに取組み始めてからはテンポもよく、

さわやかさが伝わってきた。

そして、試合では現実を突きつけられるとことは良かった。

現実的。

最後なんかハッピーな感じだったけど、

新井浩文が結局だめな人間だったってのは変わらなかったけど。

 

  • ONCE ダブリンの街角で ★★

この女の人めんどくさい。って思った。

しかも人妻だったのか!!

なんとなく雰囲気映画。

主人公の叫びにも近い歌は良かったかもだけど、

登場人物達のように荒いお話だった。

女の子が部屋に来て、

「泊まっていってよ」って言っちゃうところ面白かった。

目が可愛すぎ。

でも女の子が部屋に来たら、言っちゃうよね。

 

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