10月度映画鑑賞レビュー その2 ライアン・ゴズリング
ハーフ・ネルソン ★★★★
ハーフネルソンって、プロレスの技の名前で羽交締めみたいなことらしい。
なるほどねー。
確かにこの主人公は羽交締め状態だな…。
思っていた感じとは違ったけど、後々心に残る映画だった。
なんか主人公の苦しさというか、やるせなさというか、
自分って何なんだろう…っていう気持ちがすごく伝わってくる。
ライアン・ゴズリングはラ・ラ・ランドのようなのより、
こういう苦しい役が凄く合ってる。
きっと彼はこれから変わらないんだろうな…と思ってしまう。
そんな彼の心を少しずつ解してくれる存在となったのが
生徒の女の子なんだけど、
エンディングの距離感が素敵でいいよね。
なんか、本当にリアルな人の人生を覗き見しているような感覚の
マジで考えると切ない、辛い映画。
ドリーム ★★★★
ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち (ハーパーBOOKS)
- 作者: マーゴット・リーシェタリー,山北めぐみ
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/17
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
実話の重み。
なんて天才なんだと…。
今ではPCに全てお任せの計算を全て人力でやっていたとは…
黒人差別、女性軽視の中で世界一の技術にチャレンジした女性の
すごすぎるお話。
NASAという世界一の技術を重んじる組織だからこそ、
論理的に物事を考え能力重視の組織だからこそ、
人種、性別に関係なく人物を登用できたのだと思う。
映画はとてもテンポ良く、
ところどころコミカルで(内容はコミカルではないんだけど)、
とても面白かった。
もちろんハッピーエンド。
ベイビー・ドライバー ★★
なんだかどっかに「カーチェイス板ララランド」とか書いてあったけど、全く違う。
というかカーチェイス板ララランドなら大したことないのだけど。
あんまりハイテンションでもないし(カーチェイス映画でそれって致命的?)
「おまえはトロイのか?」って台詞があったけど、
この映画はどちらかと言えばトロイ。
確かに序盤のドライブテクニックは良かったけど、
最終的にはでっかいSUVで押し出しだからなんだそれ。
昔のiPodのクリクリ音は懐かしくてよかった。
10月度映画鑑賞レビュー その1 あさがくるまえに
あさがくるまえに ★★★★
フランス、ベルギーの映画。
心臓移植の話という結構重いお話。
それだけでドラマチックな内容なんだけど、
ハリウッド映画のような派手なドラマ的演出はなく、
それぞれの人にとって当に人生を変えるドラマを
あくまで事実どおり、淡々と描いている印象。
しかも、時系列に正確に、
つまり心臓が移植可能な状態になる瞬間から
誰かの体に収まるまでをじゅんを追って描かれるており、
淡々としすぎて逆にドラマ性が強く感じる映画。
後々心に残る良い映画。
最高の花婿 ★★★
これもフランスの映画だけど、一転コメディ。
一昔前のフランス人のステレオタイプな父親像?
お話は至って古典的なもので
何の問題もなく、可も無く不可もなく面白いといったところ。
イスラム教徒、ユダヤ教徒、中国人、アフリカ系黒人、そしてキリスト教徒白人。
2013年現在世界にインパクトを与えている人種なのか、と理解。
5人目がいたら、ロシア人かな(笑)
30年前の映画だったら、中国人のポジションは多分日本人だっただろうな。
はじまりのうた ★★★
普通。
音楽ものは良い。
彼氏の変わりっぷりが良い。
ビロウ ★★
潜水艦って閉塞感が半端でないので耐えられない。
息苦しくなってしまう…
一時オカルト的な方向なのか?と思ったりもしたけど、
人間が一番怖い、というお話。
バビロンA.D. ★
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
さっぱり。
変な世界設定で何がしたいのか分からない。
多分主人公の女の子が弾丸の雨の中を歩くシーンを撮りたかったんだと。
女の子の神秘性とか特異性ってのがあまり良く分からなかったので
ドタバタちぐはぐしてた。