10月映画鑑賞レビュー 「追憶の森」と「エール!」が良
10月に鑑賞した映画のレビューです。
10月は6本。劇場へは行きませんでした。
・サウルの息子 ★★
ナチスドイツもの。
重すぎます。
終始暗く周囲がぼやけた映像(ぼやけてないと見てられない…)、
ひそひそ声でしか話さない主人公達、
息が詰まります。
全てが嫌で、何かに頼りたい主人公の想いが伝わります。
・追憶の森 ★★★★
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さすが、ガス・ヴァン・サント。
静かだけど、重みのある、よくできたストーリーでした。
樹海の静かさと大きさと怖さ、
人間の思いの深さがよく表現されています。
主人公の妻との関わりが深く、心に突き刺さります。
誰にも、少しは分かることだと思います。
静かだけど、エネルギーにも溢れているように感じる、
不思議できれいなストーリーでした。
・ボーン・アルティメタム ★★
そこらへんにある物何でも格闘に使う、
無言で静かな激しい格闘はこのシリーズのいいところです。
原付でのカーチェイスも他の映画では観られません。
新作、ジェイソン・ボーンを見るために見たのですが、
結局まだ見ていません…。
・ブリッツ ★★
ジェイソン・ステイサムのUK版ダーティー・ハリーでしょうか。
容赦ないところがそこそこ面白かったです。
・イミテーション・ゲーム ★★★
実話であることの重さ。
天才とは辛いものですね。
正に、歴史を変えるような発明をした人。
もっと狂気に満ちたような感じだとより好みですが、
この静かなストーリーもいいと思います。
・エール! ★★★
フランスの映画なのにシンプルで分かりやすい。
耳が聞こえない家族、一人聞こえる主人公、
主人公は歌が好きで…
これだけで面白そうな予感はします。
両親、弟、友人、ところどころ可笑しな人達で、
映画にはあっても無くてもいいような設定だったり。
そこらへんが、一筋縄ではいかないフランス映画でしょうか。
しかし、安心して、楽しく見られます。
純粋に面白いと思いました。
合唱、歌のシーンは良いです。