11月映画鑑賞レビュー その1
今月はいつの間にかちょっと多めに観ていたようなので2回に分けます。
- 卓球温泉 ★★
よくある何かを通して自分を見つめ、家族との絆を取り戻す系の映画。
それが今回は寂れた温泉地での卓球、ということ。
結構前の映画で、一番驚いたのは窪塚洋介が出ていること。
これはピンポンへの布石か…(笑)
- グランド・フィナーレ ★★
エンターテイメントではない、良くも悪くも監督の自己満足映画。
芸術的、文学的、と言えば聞こえはいいですが、
ストーリーを楽しめる映画ではない。
もっと歳を取ってから観たらもしかしたら何か感じるものがあるのかも。
この手の映画って、絶対官能的な表現がいくつか入るんだけど、
やっぱり世界は性で動いているってことか、
人生を纏めようとした時には性を超越するということか…(笑)
映像はきれいだった。
- ブレイク・アウト ★
全く面白くない。
ニコラス・ケイジはどうも間延びするんだよな…
フェイス・オフが奇跡だったようだ。
この手の映画は腐る程あるので、その中では突出することは無理。
いろいろ中途半端で、見せ場が無い。
- アイデンティティ ★★★
マインドファック系。
シチュエーションは良くある理不尽殺人系ですが、
オチに至るまでの過程がしっかりしているので面白いです。
個人的にこの映画のオチはちょっと卑怯というか、
何とでもできてしまうので少し減点ではありますが、
そんな文句も言いつつ楽しめる映画です。
サスペンス、どんでん返し系の映画が好きな人にはお勧めです。
- パフューム ある人殺しの物語 ★★★★
これはすごいです。
ただ、万人には勧められないとも思います。
タイトルからして、ちょっとやばいんですが、
「狂気」に満ちた映画です。
「ある人殺し」をずっと描く訳ですが、そこに徹底している点が良い。
ストーリーテラーの語りにより
客観的に主人公を描いているのも良い。
そして圧巻のラスト。
このラストは物議をかもしますが、
このラストで一気にB級映画になった、とい気もしなくはありまん(笑)。
私は、狂気を貫いたという点で、ありだと思っています。
- ジャック・リーチャー ★★★
安定のトム様映画。
私前作のアウトローを見てないので(多分)、
つながりがどうとかは分かりませんが。
女の子との関係ですかね、面白いところ。
最後までどうなの?と。
映画内では結論が出ましたが、
疑り深い私は、実は違うんじゃないの?
と思ってます(笑)。
駄作から怪作までバリエーション豊富でした。
映画好きな方には、是非パフュームを観ていただきたい。