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技術系サラリーマン投資しながら映画を観る

ラットレースからの脱却を夢見てます。投資でお金を増やしたい。たまに映画と音楽。

T2 トレインスポッティング 映画鑑賞レビューPick up

T2 Trainspotting「トレインスポッティング2」の画像検索結果

 

いやいや、マジかと。

trainspottingと言えば、一世を風靡したミニシアター系の金字塔。

私の映画人生のターニングポイントでもある。

こんな映画があるのか、こんな世界があるのか、と。

 

そんなtrainspottingを真っ先に上映した渋谷のシネマライズも昨年閉館。

もう1年頑張ってれば…

地方のシネコンではアニメと胸キュン映画ばかり。

レントンが言いそうな言葉を借りればFucking moviesばかり。

少なくとも日本ではミニシアターブームはとっくに去って、映画人気自体無い。

今の高校生はそんな映画ばかり観てて楽しいのかい?

映画で世界を知って(偏ってるかもだけど)、

文化、歴史、感動、暴力、差別、麻薬の怖さ、性を知った、

そんな中高生時代を過ごした私にとっては耐えられない。

そのうち映画館自体無くなるんじゃないかと危惧する今日この頃。

そんなご時世に(日本では)、

あれほどヒットした映画の続編を作ったダニー・ボイルには感服。

大ヒット作の続編なんて、気が重すぎる…

そして当時のキャスト全員出演、素晴らしい。素晴らしすぎる。感動。

もうつまらなくても、続編でこけてもいいや、と思った(笑)。

 

が、そうではなかった。

面白かった。

さすがダニー・ボイル。彼は一発屋ではないのだから。

大ヒットtrainspotting後にもたくさん映画作ってるし、確実にレベルアップしてる。

28日後

なんて、ゾンビ全力疾走してるよ!!!!と。

スラムドッグ・ミリオネア

なんて、作品賞獲っちゃってるし。

エネルギー全開だった。

 127時間

これすごく好き。痛い!

127時間 (字幕版)

127時間 (字幕版)

 

 いろんな映画を撮れる。

どれにも共通しているのは、スタイリッシュで、疾走感があること。

映像がお洒落。

 

そんなダニー・ボイルtrainspottingを20年ぶりに。

前作で仲間を裏切ったマークがスコットランドに帰って来るわけだけど、

trainspottingで人気になりハリウッド進出したユアン・マクレガーとかぶる。

 

期待通りというか、前作trainspottingのシーンが多用されていて、

ちょっと使いすぎなんじゃないか、と思うくらいだった。

正直、前作に囚われ過ぎて、観客の期待するシーンを取り入れすぎて自滅、

というギリギリ、と思ってた。

何故かというと序盤は4人の現在を説明していて、テンポが良いとは言えず、

なんかだらだらしていたから。

前作の思い出話で終わるのかと思ってた。

 

中盤、レントンが「Choose Your Life」についてベロニカに話すシーンがある。

マークが現在の風潮について罵倒し捲くし立てるシーン、

ここ最高。

前作ではスコットランドについて捲くし立ててたけど、

ここからちょっと映画の雰囲気が変わった。

 

結局、20年経っても何も変われない大人達の話なのだと。

それを描きたかったんだな、と理解した。

20年も経てば彼らはエネルギーだけでは疾走できない。

走るシーンはあるんだけど、前作のような疾走ではない。

終盤にベグビーが「俺みたいな奴はどうなる」と言うシーンがあるけど、

まさにそこ、変われない。

みんな20年前に囚われていてマークの裏切りから抜け出せていない。

そんなダメなChoose LIFEできていない大人達の話なんだと。

だからこの映画では、前作の映像が多用されているのだと。

多少はファンサービスでもあるかもしれないけど。

ダニー・ボイル自身がtrainspottingに囚われているという演出?

 

でも少し光が見えたのは、

ベグビーが息子にChoose LIFEさせたこと。

スパッドが本当に良く頑張ったこと。

ドラッグも断ったし、「眠ってた才能が目覚めた」かもしれないこと。

ベグビーって意外といいこと言ってるかも(笑)

 

この映画は、前作を観てから同じように20年歳をとった人向けだ。

多分この映画単体では全然面白くない。

T2が上映されるから、前作をレンタルしてきて最近始めて観た人にも

多分感じ方が違う。申し訳ないけど。

だって僕は20年間trainspottingを想ってきたのだから。

何故か分からないけど、マークが最後に実家へ帰ったシーン、

ちょっとぐっときた。

何も感動することなんて無いはずなのに。

希望があって裏切りがあって、20年経って、やっぱり失敗して、

やっと彼らは自分の人生を見つめられたのかも。

 

確かに、前作のような爆発力は無い。

でもファンは観なきゃだめだ。

トミー役の人、出たかったろうなぁ…

ユアン・マクレガー、イギリス帰るのかな?

 

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