2017年12月映画鑑賞レビュー その1 ゲットアウトは見たほうがいいよ
・ゲット・アウト ★★★★
これはなかなかの見もの。
白人の彼女の実家へ遊びに行く黒人青年の話なんだけど、
黒人監督による黒人偏見に対するものすごい皮肉、ブラックユーモア満載です。
映画に漂う気持ち悪さ全開。
序盤の落ち着いた気持ち悪さから、
終盤のクレイジーな気持ち悪さへの変化が面白い。
そのターニングポイントは、やはりあそこですよね。
「鍵を出せ!!早く鍵をよこせよ!!!!」
ってとこですよね。
もう、「え、どうなの、そっちなの、やっぱり?」みたいな。
そこからはもう怒涛のクレイジースリラーですよ。
なんかいろんな意味で凄い映画だなぁ、と。
見る価値あり。
・グレート・ディベーター ★★★
こちらも黒人差別に関連する映画ですが、
こちらの場合は正統派というか、実話。
様々な場所、立場で黒人が差別を乗り越えて戦ってきた歴史があるのだと思うけど、
これもその一つ。
移動中の車で起こった事件は本当にショッキングすぎるし、
人間として本当にどうかしてるんじゃないかと思う。
で、やはり、そんな当事者の経験から発せられる言葉ってのは
重みが違うんだな、ということがよく分かる。
そりゃもう白人は何も言えませんよって。
そんな経験を暴力でなく、言葉で表してきた若者が素晴らしい。
それって、時にはラップになって表現されるんだな、って今ふと思った。
だからやはりもともと言葉の力って感じてるんだな、と。
・フェノミナン ★★
懐かしい映画をひとつ。
なんだか今となっては、トラボルタのイメージが全く違っていて
キャラに合ってないと思ってしまう…。
あんな善良なトラボルタなんて…
お話は意外と現実的なオチが待っている意外と現実的な話。
最後の一周忌とかのシーンは良かった。
僕も葬式とかそういうの、明るくパーっとやってほしい。
・チャーリーズ・エンジェル ★★
懐かしい映画をもうひとつ。
キャメロンディアス若いけど、なんだか劣化が始まってる??
まあ…可もなく不可もなく、予想通りの展開の映画。
マトリックスっぽいアクションは面白いけど、
それ以上ではないっす。