5月度映画鑑賞レビュー
5月は映画2本しか観てなかったようです。
しかも同じ日に10分インターバルで2本連続鑑賞…
アイ,トーニャ ★★★★
これ面白かった!
That's アメリカ!って感じ。
今現在だからこそリバイバルされたんだろうな。
アメリカの貧しい白人層、いまならトランプ支持層。
もう、周りがひどい。
「出てくる奴がみんなバカ」って台詞があったけど、
まさにその通りで、みんなネジが外れてる…
自身もそうなんだけど、そんな環境でよく這い上がったと思うよ。
やっぱアスリートにはある程度ああいう這い上がり精神が必要だ、
そういうぎらぎらしたアスリートが人の心を動かすんだと思う。
そして人の反感もかってしまうけど…
ドキュメンタリータッチも入れつつ、
観客に話しかけたりもしつつ、面白い構成だった。
(余談ですが、この映画なんかでたまにある、
登場人物が観客に向かって話しかけたり、説明を入れる、
つまり映画がフィクションですよ、と説明する演出のことを
第四の壁を破る、と言うらしいです。
映画の世界と観客側の世界にある境界線を第四の壁というらしいです。
なるほどー。
第一~第三はあるんでしょうか…ぱっとググってみたところ、なさそうです。)
まあしかし、母親強烈ですね、
スケートリンクにタバコで登場シーン素敵すぎる。
ラストの方で、映画の中のテレビでOJシンプソンのニュースが流れてました。
同時期だったんでしょうか。
なんとも皮肉な演出。
あちらは超金持ち黒人がお金の力を使って陪審員を全員黒人にして
有罪を無罪にしてしまった事件。
こちらはお金のない白人が落ちていく事件。
トリプルアクセル跳んだ時のシーンは泣けてきたし
そのシーンとリングに沈む最後のシーン、最高。
That's アメリカ!!
君の名前で僕を呼んで ★★★
なんとも美しくうらやましいイタリアの田舎の休暇。
初恋が誰だっていいじゃないか、同性だって異性だって。
それを理解して認めてあげる周りがいればいい。
一昔前の時代、
そんな中、この主人公の両親はとても素晴らしかったね。
あまりアメリカ人してない青年、
足元のコンバースがアメリカっぽさを出してたけど、
見た目はイケメンイタリア人だ。
でも彼も学生という設定、
次第に主人公からしたら分別を持った大人なんだけど、
やっぱりまだ無邪気さもところどころに感じさせるのが良かった。
二人が会話の中で探り探りしていく様子がとても良かったね。
今の関係を壊してしまうのではないか…
それだったらこのままでも…
って感じ。
あんなイタリアの休暇過ごしてみたい。