6月映画鑑賞レビュー その1
レディ・バード ★★★
青春。
女の子の。
序盤の車のシーンが良かった。
そしてそこがこの映画の最高だった。
人種も性別も関係なく、中高生の考えることは同じなんだな、と。
壁の名前がむやみに増えなくて安心したよ。
ゲティ家の身代金 ★★★
やばい、クレイジーな祖父だ。
お金を持つと人は変わってしまう、と良く言うけど、
確かにそれも真実ではあると思う。
けど、どちらかと言うと、クレイジーな部分が元々ある人間が
とてつもない事を成し遂げ大きなお金を手にできるのではないだろうか、と思う。
この祖父はきっと、
「孫を愛している」というのも真実なのだと思う。
ただお金と結びつけることができないのだろうなぁ。
ああ、悲しい。
お金ではない何かを元々理解できなかったのか、理解できなくなったのか。
それを最後に部下にぼろくそに言われ理解してしまったのだろうか。
死ぬほどの恐怖と後悔…最低な最後だ…
特にどうという教訓を示すような映画ではないけど、
実話に基づいているという点が恐ろしい。
孫、かっこよすぎ。
ナタリー ★★★
もてない男の自信の無さが良く描かれていてよい。
フランス映画にしてはとても分かりやすくて素直な展開。
「寒さに強い堅物北欧人」
「何それ、アメリカ人みたい」
こんな表現はさすがフランス映画、
北欧人には愛があるけどアメリカには愛が無い感じが素晴らしい。
ちょっと我々現代人が勘違いしているところがあると思うんだけど、
欧州なんかでは男女が二人でディナーへ行くってのは
もうそういう仲と思われても仕方ないということなんだよね。
そういう点、昨今の日本は曖昧、多分アメリカも。
そういう文化の違い理解しないとめんどくさいことになりそう。
だからあの社長は唯一の嫌なやつ。
オンリー・ゴッド ★★
オンリー・ゴッド スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2014/05/14
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (13件) を見る
赤を基調とした独特の映像の中で独特のストーリー。
が、どうもこうも…
B級感を最後まで拭い切れず、B級。
背中から刀出しちゃだめ。
しかもシャキーンっていう効果音と共にはもっとだめ。
戦うといって本当に戦っちゃだめ。
もっとアジア感を出せばよかったのに。
クレイジーな母親との最後のシーンのみGOOD。
決していいシーンではないし、
大して意味の深いシーンのようにも思えないけど、
多分監督はこのシーンを描きたかったのではないかな、と。
あまり他の映画では見ないのでGOODとした。