技術系サラリーマン投資しながら映画を観る

ラットレースからの脱却を夢見てます。投資でお金を増やしたい。たまに映画と音楽。

10月映画鑑賞レビュー 1

ジョーカー ★★★

https://d2ueuvlup6lbue.cloudfront.net/attachments/f4faba0a6d7f82563258288d9fc0089b205b1eac/store/fitpad/260/364/2cc59adb7d11fd9cf9e180d30e6f24acb248b944a3df3892d8ccbeec11ca/_.jpg

ホアキンフェニックスって選択は正解かな。

マシニストのクリスチャンベイルみたいなあばら浮き出る体。

クリスチャンベイルはバットマンだからジョーカーできないから(笑)

役作り俳優枠ということでね。

 

なんだかやたらと話題になっているようですが、個人的にはそこまで言う程ではないかと。

アメリカの貧困層の苦しみや矛盾を心が痛くなるように描いた映画は山ほどあって、

そのような観点で見れば斬新さは無く、

むしろ妄想を多々挿入していることでその痛みが伝わりにくかった点もあると思う。

多分映画館で隣に座って上映中スマホいじったりポップコーンの食べ方がうるさい糞迷惑だった奴は何も理解していないと思う。

ただ、一般的なアメコミ映画としては非常にノーランバットマンシリーズを踏襲する

斬新な切り口ではあったわけで、そこは評価されるべきかとも思う。

アメコミやアクション映画ばかり見ていた若者が、

「こんな映画もあるのか…」と視野を広げるきっかけになればいいかと思う。

昔の私のように。

 

信用できるものが何もなくなったコメディアンがジョーカーになる話という

変な空気感は良かったかな。

ピエロだったり、笑っちゃう様子なんかから不気味さはあるんだけど、

それ以上の重さというか苦しみみたいなのはそれほど感じなかったなぁ。

なんとなく、どこからどこまで事実なのかって思ってる。

多分騙してるよねこの映画。

結局、自分の頭の中でジョーカーになったんだな。

ダークナイトまでは十数年あるわけだから、

本当にジョーカーになっていくのはラスト以降だな。

 

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ ★★★

 労働、教育、性、刑務所等の問題について

アメリカと主にヨーロッパの国々との違いについてのお話。

他国を侵略するというテイでアメリカに無いアイディアを盗んでいき、成果として星条旗を掲げる。

戦争をしなくても星条旗を掲げられるよって言ってる、

そしてヨーロッパの国々が実践してるアイディアはアメリカが考えたこと、ってのが面白い。

いいアイディアを発明してるのに、実践できてない国アメリカ。

もちろん、取り上げられた国々もこれ以外に問題は抱えていて、

いい面を取り上げてはいるのは当然なんだけど、

やっぱヨーロッパの国々は考え方が進んでいると思う。

それは、人間として生きることは何が大切か、ということを常に考えているのではないかと思うわけ。

仕事のために生きるのでも、いい大学に入るために生きるわけでもなく、

それは豊かな人生を生きるための一つのツールであるということ。

宿題をなくして成績が上がった、

犯罪者に尊厳を与えることで再犯率が下がった、

薬物で罰さないことで問題が減った、

それぞれみんなが自分で考えて行動するようになるからだと思う。

 

ウトヤ島銃乱射事件の被害者の父親に対して

「もしもこちら側も銃をもっていたらと思わない?」

ってマイケルムーアが聞いたとき、

父親の困惑した表情は非常に意味深いと思う。

確かに、銃を持っていたら助かっていたかもしれないし被害は少なかったかも、

でも、それは人間として、豊かに暮らすこと、人間の尊厳とは「、

という意味では間違っていると理解しているからだ。

自分のことしか考えていないアメリカ人と、

他の人のこと、国全体のことを考えている人達の違い。

 

このドキュメンタリーでは「日本」は全く出てこない。

ボーリング・フォー・コロンバインでは出てたけどね、

このドキュメンタリーの「アメリカ」を「日本」に置き換えてもだいたい成り立ってしまうんだよね…。

きっとこのドキュメンタリーを作るとき、

いろんな国のことを調べたはずで、

その中で日本を調べないってことはまずありえないと思うんだけど、

「なんだよ、アメリカと同じじゃねえか」って

マイケルムーアには日本は魅力無く見えたんだろうな。

 

テルマ ★★★

テルマ(字幕版)

テルマ(字幕版)

 

最近流行った?目覚め系ですよね。

まあまあ面白かったと思う。

最初から(予告編でも流れてるけど)、小さな娘に銃を向けるなんて、

なんて狂った始まり方…。

北欧の映画ってなんとも言えない暗さがあって、

なんだか変な国民性というか、そんなのを垣間見るような感じで好き。

でもそれ以上の、rawみたいなとてつもない狂気、痛々しさはなく、

割とベターエンドだったので普通の印象。

最後の父親ボートのシーン良かった。

 

フォーカス ★★

フォーカス(字幕版)

フォーカス(字幕版)

 

 まあ普通。普通に楽しめる。

この手の映画なのでどうなるかってのは予想の範疇を越えなかった。

まあ、そこを乗り越えようとして無理などんでん返しを放り込んで

映画を台無しにしてしまうようなストーリーよりはシンプルで良かった。

 

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村