6月映画鑑賞レビュー その2 どれも脚本がいまいち
ゴールド 金塊の行方 ★★★
まあ、マシュー・マコノヒーはすごいですね。
今度は太って、はげて(これは桂でしょうけど)。
最近はハリウッド俳優は肉体改造マストって感じですね。
この話、実話としては凄まじい内容です。
でも目に見えない金、お金の話であるため
それが映画に上手く伝わって来ず、盛り上がりにちょっと欠けたかな。
スリー・デイズ ★★
最近は殆ど見なくなったラッセル・クロウ。
残念ながらこの映画でもぱっとせず。
無実の罪で服役中の妻を脱走させる。
うーん、なんだかそれがあまり理にかなっていなくて納得できなかった。
それにそのためなら強盗殺人してしまうとか
その後一生外国で逃亡生活かぁ、とか。
脱走劇が見せ所なのかもしれないけど、
それほど綿密にすごい計画でもないし、
先述のように突発的に犯罪犯しちゃったり。
いまいち。
サウンド・オブ・サンダー ★★
タイムスリップもの。
過去の一部を変えたことで現在のすべてが変わってしまうというやつ。
それは面白いんだけど、無理やり感がありすぎた。
猿人類が別の進化してコウモリゴリラみたいなものになってて、
現在の人類はなんか両生類みたいな生き物になってるとか。
まさにバタフライエフェクトなんだけど、
さすがに恐竜時代の蝶一羽で全てが変わるってことは…
そしてこの手の話の永遠のテーマ、
過去により現在が変わるのなら、タイムスリップして過去へ行くことも無くなるから
変化自体が起こらないはずなのに…とか。
何にしても、2005年の映画でこのCGのクオリティ…
監督の自己満足映画。
若者の間違った暴力性、エネルギー、廃頽を描きたかったのか
それにしても思想が無さ過ぎて
ただのたこ殴り映画。
「柳楽優弥すごいでしょ」
「若者のエネルギーすごいでしょ」
「こんな暴力映画すごいでしょ」
「こんな苦しんでいる若者がいるんですよ、問題でしょ」
と表現したくて、
でも製作者に思想がないから、結局、
「私たちはよく分からないので起承転結の起だけ描きました」
「あとはよろしく」
「考えさせられましたって感想言ってください」
って感じの映画でした。