8月度映画鑑賞レビュー 番外編 ターミネーター2 3D上映を観た
ターミネーター2の3D上映を観ました。
ターミネーター2と言えば説明する必要もないくらい有名な映画ですが、
先日3D上映があったので観てきました。
3Dは無理やり3Dにしているだけなのでいいとして、
1991年の公開であり、スクリーンで観たことは無かったので初めてT2を劇場鑑賞。
私は小学生の時地上波で放送されていたT2を観て釘付けになり、映画の世界へ足を踏み入れました。
翌日学校で友達と興奮しながら話したのを覚えています。
やはり死ぬほど面白かった。
何回も観ていてストーリーは完全に覚えてるのだけど、2時間超えも飽きることなし。
ターミネーター登場、ジョン・コナー登場に
ポップコーンぶちまけて「イエーイ」って叫びたくなるわけです。
ジョン・コナー
T2を語る上で必ず語れるのがジョン・コナーであるエドワード・ファーロング。
当時13歳。まあかっこいいですね。
涼しい顔してて力抜けてて体温低くてちょっとワルくて、なんかいいよね。
T2はサイボーグ同士の激しいアクション映画でもあるんだけど、
ジョンを巡る母親、ターミネーターの物語でもある。
ラストのターミネーターとの別れは最高である。
母親と違い、初めて会ったターミネーターは自分の事を
命?を懸けて守ってくれる存在。
それまで家族の愛を感じなかったジョンにとっては特別な存在になるわけです。
一方、時に冷たい母親の態度に傷つく場面も…最高ですね。
余談だが、続編T3では当に「どうしたジョン・コナー」である。
性格はもとより、髪質も変わっているという始末…
無き物とされた映画。
そしてどうしたエドワード・ファーロングである。
まあ、子役の容姿のまま大人になっても大成するのは難しいので仕方ないが。
他の映画を観たことがない。
サラ・コナー
リンダ・ハミルトン、ターミネーターシリーズ以外で観たことない。
まあ、かっこいいお母さんなわけです。
病院で懸垂してたり警棒振り回してキモい病院のスタッフぼこぼこにしたり。
でも病院の廊下でターミネーターに遭遇したときの腰を抜かすほどの恐れっぷり、いいですね。
これはT1を観ないと分からない。
あんな壮絶な戦いをした「敵」が目の前にいるのだから。
そこからの、ラストシーンでのターミネーターとの握手、
ぐっとくる。泣ける。
余談だが、エンディングは彼女の語りです。
「機械にも分かったのだから・・・」
今世界はようやくAIブーム。
映画の世界ではこのターミネーターのように何十年も前から人工知能との戦いが描かれてきていて、
今それが現実味を帯びてきたということ。
人工知能の暴走を懸念し開発すべきかどうか議論の真っ最中。
が、私は思う。
20年前の人類が描いた人工知能との戦いよりも人間は後退している。
人間同士の戦いはまだ終わっていない、
それどころか、表面化しただけなのかもしれないけど、
一部の過激派、訳の分からないおっさんのせいで悪化しているように感じる。
機械にもできたのだから…
でも人間には人の悲しみは理解できないけど…と言わざるを得ない。
T-1000
ああ、強い。
あの撃たれてボコっと穴が開くところいいよね。変な奇声上げて。
液体窒素のトラックで追跡したシーンで、
T800がボンネットに乗って運転席のT1000めがけてマシンガン連射。
あのシーン素敵。
対人間ではとてもあんなゴキブリにゴキジェット噴射するような撃ち方できない。
T1000って触れた人に化けられる訳だけど、
化けた人みんなT1000なんですよ。
何言ってるか分からないけど、化けてもT1000にしか見えないわけです。
その表情、無表情がそうさせているわけだけど、
それを演じてるのはそれぞれの役者なわけで、
複数の役者がみんなT1000を演じて成り立ったという、なかなか面白い映画。
T800
T2では徐々に「I understand」と言ってジョンによって徐々に学習していき
人間の思考に近づいていく。
でもその無表情は崩さず、素晴らしい。
その後のシリーズでもCGだったりなんだりで出てくるけど、もう出なくてもいいよ、と思う。
ということで、T2は素晴らしい映画。
26年も前の映画だけど色あせることは無いですね。
気付けば続編も結構あるわけだけど、あまり好印象ではないですな。
T2を超えることは不可能な気がするし。
(シュワルツネガー他役者のベストな状態だったのかも)
まあ、それも込みで楽しめればいいですけどね。