8月映画鑑賞レビュー ①
バッド・ジーニアス ★★★
シンプルで分かりやすい。
130分間飽きないで観られるし、
もはやタイは途上国ではないんだけど、
映画も邦画を越えてくるレベルになったのですね。と。
とにかく分かりやすくてよい。
終盤の、友人達との立場の違いが現れてくるあたりの
若干の社会性も押し付けがましくなくてよかった。
ただ、バッド・ジーニアスてのは英題だと思うんだけど、
これがいけてない…。浅すぎない??
タイ語の原題は、よく分かりませんが…
単語直訳では「いかさま頭脳ゲーム」みたいな感じのようです。
メランコリア ★★
鬱映画。
落ち込んでる時の夜中に見たら死にたくなるかも。
ダンサーインザダークの監督らしく、
この監督の鬱3部作だとか…何ちゅう3部作だよ…
オープニングで悪夢に出てくるような描写がきれいな映像で映されて、音楽と相まって
すでにメランコリックな気持ちに(笑)
そこから、披露宴に向かう新郎新婦の道中トラブルみたいなポップな流れ、
の訳なく…。
映画耐性の無い方にはオススメできん。
知らなくてもパニック、
知ってもパニック、
全てを受け入れるしかない…そんな絶望。
静と動みたいに姉と妹が対比されて
どっちがどうという訳ではなく、
一人の人間の中にも同じように二面性というか、
いろんな側面があるよねって。
そう、地球は邪悪だよね。って。
レクイエム・フォー・ドリーム ★★★
ドラッグダメ絶対、映画。
この目のパッケージ怖い…。
序盤の一瞬のポップさがどんどん重く苦しくなる怖いやつ。
精神的に。
ドラッグ依存もその通りなのだろーか、
と感じる映画に仕上がっております。
ほんと、あれ、いつの間に、
平気な感じだったのに…って感じ。
特に彼女ね、ジェニファーコネリーね、
彼女めちゃかわいいのに…
容姿は関係ないけど…堕ちてしまって…
それでも最後はドラッグ抱きしめ笑顔なんだから救われない…。
そして母親は悲惨過ぎるよ…自覚無しなんだから…。
病院の描写は酷すぎるにしても、最後が悲惨すぎる。
全くポップでなく、ドラッグ依存のいろんな行く末を垣間見させて頂きました。
テレビ番組の掛け声?が頭に残っております…。
最初の方の、ハイになった時の友達のクネクネダンスがツボです。
ジャレッドレト、凄い若そうだけどこの時既に30前なのね(笑)
レボリューショナリー・ロード ★★★
夫婦崩壊系映画。
あまりお互いの気持ちがすっと入ってこなかったのだけど、
最後に精神疾患の彼を通じて全てぶちまけた感がありますな。
あの朝彼女はどういう考えだったのだろーか。
そこんとこがちょっと分からないけど、
全て覚悟で終わらせようとしたのだろーか…。
子どもいるのだけど、
あまりにも、子どもの描写が無さすぎで、
子どもなんて望んでいないかのようにも見えてしまう。
夫婦崩壊系としてはブルーバレンタインには勝てません。
ディカプリオとケイトウィンスレット主演でやらせるあたりがどSです。