7月映画鑑賞レビュー その1
911題材の映画って、
アメリカパトリオットな感じになりそうだな、と割りと避けているんだけど、
スティーブン・ダルドリーが監督と知ったので見てみた。
なので、全くUSA!USA!な感じでなくて良かった。
こんな思いをしている人がたくさんいるんだろうな、と辛くなる。
全体としてハートフルな映画にはなっているんだけど、
オスカーがかかえているものは子どもがかかえるには重く苦しすぎる。
この映画は、911で父親を亡くした少年の心の整理の話なのだけど、
息子を通して母親の心の整理の話でもあった。
ただ、母親はじっとして息子を見守っていた。
ここで母親が出しゃばっていたら、息子の心の整理も、母親自身の整理もできなかったのではないかと思う。
何かを自然に任せる、という姿勢も時には必要なのか、と。
「心配でしかたなかった」のに
子どもの納得いくように行動させてたのは素晴らしかったと思う。
トランス・ワールド ★★★
全くもって有名でない映画で予備知識全くなしだったのだけど、思いの外面白かった。
内容はシンプルなタイムリープもので、
こういう設定のお話はまあこれまでもたくさんあったろうな、って感じ。
でも、登場人物も状況も限られているシンプルさが故か、
分かり易くて入り込み易くよかった。
このての映画で困りどころのオチも、
このオチが非常に出来を左右するのだけど、
さほど不自然さなくおさまったので良かったのでは?
金庫の中を見たい…。
LUCY ★★
なんか分からんけどやばそうなブツを運ばされることになっちゃったとことかは
他人、他物質も操れるようになるなら
あんなカーチェイスとか撃ち合いとかしなくてもいいじゃん?という設定だらけである。
無双シーンは単純に面白いけど、上記のためなんだかなぁ、である。
パーティーで女の子に話しかけるには ★★
面白いんだけ、壮大すぎる思想なのでもて余した感。
それを意図したのかもよくわからない。
若干、レベルE的。
彼らのことをアメリカ人と言ってるので
アメリカ人に対する皮肉もあるのだろうか…(笑)