2月映画鑑賞レビュー
世界一キライなあなたに ★★★
まず、原題はme before youです。
たびたび同じことを書きますが、
邦題を付けた人は転職をお勧めします。
映画を愛して映画に関わっている人間とは思えないです。
多分この映画も見ずにタイトルつけましたね。
こんなチープな、昨今の邦画みたいなタイトルつけて、
昨今の邦画しか見ない人が見たらゲロ吐きますよ。
さて、me before you、
簡単な単語ばかり並んでいるのに、何のことを言っているんだろうか。。。
「あなたと会う前の私」的な意味合いと私はおもっているけど、
そうするとどっちのことかな…どっちにも当てはめられる気がします。
人を好きになる、信頼するってのは一方通行ではできなくて、
相手の気持ちも感じた上で成り立つものだと思うので。
ほんで、me beorfe youってこの映画は、
人は変われるのか、変えられるのか、という意味合いと思った。
答えは自分は変われるけど人は変えられない。
ルイーザは、ウィルを前向きにさせるためのトライをして、
その結果自分も前向きになった。
そこにはウィルを信頼して尊重するという意思決定が成されたから。
ウィルはルイーザを信頼し、また人を愛するという変化を得られたけど、
自分の思いは変えなかった…
誰かの影響で変わったように思っても、
自分が変わろうと思って行動しないと、変われないのだな、と。
とにかく、終わりが見えてから見続けるのは本当に辛い映画。
博士と彼女のセオリー、君がくれたグッドライフ。
いい映画でした。
蛇足だけど、GOTファンはある意味必見です。
エミリア・クラークは言わずと知れたデナーリス・ターガリエンですね。
そして、ウィルのお父さん、なんとタイウィン・ラニスターですよ。
GOTでは二人は会っていないのだけど、ガチ敵ですからねw
ヘレディタリー/継承 ★★★
割と仰々しい宣伝文句でしたが、
そこまで怖くないし、あまりはまらなかったです。
が、ショッキングトラウマ映像をバンバン出して
見る側の心臓ばくばくにさせることに頼っているホラー映画でないところが好評。
お母さんの頭突き連打シーンが一番かしら。
何か、妙な現実感もあり、
ホラー映画というよりか、現実のカルトオマージュ映画みたい。
悪魔崇拝とか、アメリカの一部でほんとにカルト集団がやってるだろうし、
精神的にはどこぞの権力者支持層の集会みたいなもんだなぁ、と。
ショーン・オブ・ザ・デッド ★★★
ゾンビ映画ですが、
TWDなんかの永遠と続くバイオレンスゾンビに飽きた人には良いのではないでしょうか、
というニコニコゾンビ映画。
冒頭からイギリスっぽさが100%前面に出ていて、
アメリカみたいに銃乱射もなく、
やっぱりロックに乗せて映画を作ってる感じか素敵です。
思いの外後半…あれな展開で予想外。
イヴォンヌって何者?とかはどうでもいいので、
軽く観ることのできる映画。
家から出ないで、
感染者と接触しないで、
感染者を隔離することが大事、
とか妙にコロナの状況と通じるものがある…(笑)
オチもまさかのwith…だし。
ウィスキーと二人の花嫁 ★★
私はお酒が飲めないので、
このウィスキーに対する情熱は分からないけど、まあ面白かったです。
何も考えずに観られる映画です。
冒頭の「ウィスキーが無くなった」と言ったときのみんなの絶望した顔が素敵でした。
大尉?は気の毒です…(笑)