技術系サラリーマン投資しながら映画を観る

ラットレースからの脱却を夢見てます。投資でお金を増やしたい。たまに映画と音楽。

6月映画鑑賞レビュー

ファーザー ★★★★

The Father [Blu-ray]

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  • Anthony Hopkins
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いつ「Hi Clarice」と言うかひやひやした。

というのは冗談で、アンソニーホプキンスの独演映画。

ラストに向けての演技はさすが。

それまでややたるみ感が感じられる内容でもあったけど

ラストだけで主演男優賞を手繰り寄せた感です。

内容は、辛いですね。

ある視点。

本当の意味では分からない世界、

ただかなり医学的にも経験的にもリサーチしたのでしょう。

医学的映画です。

ある意味ドキュメンタリーで、皆が見るべき映画かもしれない。

誰にでも可能性のある世界で、

想像すれば本当に怖くて、泣きたくなる内容。

こういう感情で泣きたくなる映画というのは初めてかもしれない。

ファーザーというタイトル、

実際このお話では娘はどこまでファーザーと接していたのか…

すべては闇の中なのだけど…

なんでファーザーなんだろう…

 

あの夜マイアミで ★★★

あの夜、マイアミで

あの夜、マイアミで

  • キングズリー・ベン=アディル、イーライ・ゴリー、オルディス・ホッジ、レスリー・オドム・Jr
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ふぅーん、て感じ。

この4人のうち2人が射殺されてる。

とはいえ、そのことを語る映画ではなく、

ドラマチックなことが起こる映画でもない、

けど、なんだかとてもドラマチックではある。

この4人に対する知識が少ないこともあり、

ふぅーんという印象から脱却できなかったけど、

当時の公民権運動に対するエネルギー、力強さを感じられる映画はだった。

ほぼ会話劇であることが以外にもそのエネルギー伝えることに有効だったように思う。

 

ボーダー ★★

まず、アマプラで見たんだけど、大事なところモザイクでは…

むしろこういう映画はプライムにしないでモザイク無しにすべきでは…

ということです。

まぁわかるんだけどね、なんとなく。

で、モザイクな点を差し引いたとしても、

なんなんだろうか、マイノリティとか、ありのままの私であること、

みたいなことを訴えている、ともとられる、実際にそのようなレビューも多い、

のだけど、そうなると少しチープ感が出てしまう。

今の時代においてマッチし過ぎたのか…。

それが逆にいけてない。

あとはあまりにも異形の描写を入れすぎたように思うことと、かつそれが割りとチープであること。

それでいて凄い映画でしょオーラが強く、

私には少し押しつけがましく感じられてしっくりこなかった。

あのモザイク映像、ちんちん勃起、はおそらく映画史初?か知らんけど、

あれだけで押しきって凄いで賞なのでは…

もう少し抑えめだったらもっと良かったのに…と思う。

 

ゾディアック ★★★

最近ようやくマインドハンターを見たので、
これはフィンチャーはゾディアックを撮って、
「2時間じゃ描けねーよ!」ってなったんだな、と勝手に思って再鑑賞した。
正直以前見たときはあまり印象がなかったのだけど、
ジェイクギレンホール出てたんだ(笑)
で、これはセブンの様な凄まじい映画ではなく、じわりじわりとくる映画。
フィンチャーの他の映画と比較するとだいぶ抑えめ。
でもこれは確実にマインドハンターと同じ系譜であって、
静かに暗く淡々と異常な事を描いている点で映像ではなく内容が怖い。
犯罪そのもの残酷さやショッキングな描写ではなく、
それに関わる人たちの姿を描こうとしていることがよく分かる。
これは2時間じゃ足りんわな。

 

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