「離島」というやつです。
交通手段に乏しく、時間もかかり、
現地には24時間営業のコンビニも無い。
そんなところです。
しかしその自然の豊かさにひかれ多くの観光客が押し寄せます。
島は観光業によって成り立っています。
しかし、観光客が多くなればなる程、
自然は少なからず影響を受けます。
これは大きなジレンマです。
自然世界遺産に認定された地域、
知床、屋久島、小笠原、どこも素晴らしいところです。
観光客を誘致しなければなりませんが、
短期的に観光客を増やすことよりも、制限しつつも
自然を守ることが長期的には経済を潤すことに繋がるかもしれません。
自然を守ることは、一度失敗すると取り返しのつかないことになりますので、
経済よりも優先すべき、とも思います。
世界遺産として、大きな課題があるのが、
自然遺産ではありませんが、富士山です。
登山客が押し寄せています。
登山道は渋滞です。
そんな山、登りたくありません。
それって、本来の山の姿ではないと思います。
条件付き登録となった、富士山、
今年の2月に報告書を提出したようですが、
ニュースの記事を見る限り、不十分である印象を受けます。
取り消しもありうるのかもしれません。
富士山周辺は、静岡、山梨と、すでに経済の基盤が整っていることが問題です。
富士山が世界遺産になったことで、
ユネスコの掲げる課題を満足させるためには、
現在の経済(観光、商業)を抑制させる必要があるからです。
これは、難しい問題です。
世界遺産というブランドを守りたいのか、
富士山による経済を守りたいのか、
どうしますか?

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