5月度映画鑑賞レビュー その1 Demolition
ちょっと遅くなりましたが、5月に見た映画です。
- 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う ★★★
これ、邦題だめなパターン。
原題はdemolition、解体、です。
いやいや、その名の通りですよ、内容。
邦題だと、なんかセンチメンタルなラブストーリーみたいな胸キュンな感じ。
予告編やCMなんかもそんな宣伝でした。
でも違うんだよな、内容。
宣伝見て胸キュン期待した人はずーん…ってなっちゃいますよ。
商業目的なんだろうけど、映画人としてプライドないのかな?
と、邦題は最低ですが、映画自体はまずまずいい映画です。
ジェイク・ギレンホールの掴みどころの無い無表情の表情、
ああいう表情させたら一番かもしれませんね。
想いを無意識に押し込めてしまっていることってありますよね、
無い人もいるでしょうけど・・・。
共感できる人は、やっぱ1回demolitionした方がいいのかもしれませんね。
心の棚卸し。
ああやってなんでもぶっ壊したいな…。
- 裸足の季節 ★★★
まあ、トルコのだいぶ田舎の方と思われますが、
とんでもない男尊女卑の文化が続いているようですね。
イスラム教の悪い部分。
都会のイスタンブールに憧れる女の子たち。
内容としては上記のような本当に暗くて重い闇の部分なんですが
5人姉妹というなんとも華やかな登場人物たちのお陰で
かなり緩和されています。
みんなでサッカー観戦のシーンなんかは楽しいですね。
でも、救われない話ですよ…
こんな世界もある、こんな生き方をしている同世代もいる、
ということを知るために、
胸キュン映画やアニメしか観ていない日本の子どもに見て欲しい。
- 午後8時の訪問者 ★★★
まあ悪くはないんだけど、ちょっと淡々としすぎかな。
非常に身近な、狭い自分の手の届く範囲の話。
可愛いのに殆ど笑わない主人公、
すごく優しいのに、優しいからか悩んで抱えてします。
ああ、辛い、そういうの。
どちらかと言えば同じような性質だから分かる。
彼女はその優しさと正義感で周りの人をbetterにしているんだけど、
彼女の家族とか背景は全く描かれない。
彼女は救われたのだろうか…
苦しくなる…
うん、大して面白くない。
ステレオタイプの浅い内容。
一昔前の映画ってこんなもんなのかな。
最近の映画が凝りすぎなのかも。
メグ・ライアン若い…