7月度映画鑑賞レビュー その2
ビューティフル・デイ ★★★
エンタメとしては、もう一息欲しかったかな、と。
あ、終わっちゃったって感じ。
けど、描くこと描かないことを精査して、
これでもかってくらい余分なところを削ぎ落とした感じで、
整合性とか伏線とかなんやかんや作り込む映画が多い昨今、
こんな映画があってもいいと思う。
人死にすぎだけど…
彼は少しは救われたのだろーか。
最後の
「今日はいい天気ね」
というぽろっとでた言葉に、少し救われたような気もします。
とてつもなくなんでもない当たり前の言葉、
この映画の二人はそれを求めていたのだろう、と。
ホアキンフェニックス、
ハリウッドの中でも役作り俳優の1人ですな。
万引き家族 ★★★
子役の男の子はどことなく柳楽っぽさがありますね。
もうちょっと柔らかい感じだけど。
個人的には、「誰かに捨てられたものを拾っただけ」
っていうのが核なのかな、と。
悪くはないけど、思ったよりも動きがなくて、
全部説明する必要は全くないけど、
いろんなトピックを散りばめすぎた感じがしましたね。
池松壮亮のくだりとか。
なのでそこまで胸を締め付けられるようなこともなく。
でもまあ、情緒とか俳優の演技とか含め、
今の邦画の中(映画と呼べる邦画がどのくらいあるか分からないけど)
では群を抜いてはいるよね。
安藤サクラの映画もそんなに見たことないのだけど、
やっぱ演技上手いのだな、と。
オバマ元大統領も見たらしいから良い映画には違いない。
池脇千鶴がまるくてかわいかった。