技術系サラリーマン投資しながら映画を観る

ラットレースからの脱却を夢見てます。投資でお金を増やしたい。たまに映画と音楽。

2017年映画勝手にベスト10

2017年は102本新たに映画を鑑賞しました。

これは最高記録です。

その中で高得点を付けた映画がちょうど10作ありました。

順位はつけがたいのですが、なんとなくTOP10ということでランキングしてみました。

 

第1位 ムーンライト

「これは純文学ですか?」

「はい、純文学です。」

そう、静かだけど強く心を打つ映画。

本編が終わり、エンドロールが流れ、劇場が明るくなる、

それでも席を立ちたくない、そんな映画がたまにあります、

それがこの映画。

余韻がすごい。

日本では他の映画に比べそれほど大々的に興行されなかったかもしれないので

この映画を目にしたのは映画好きな人だけかもしれないし

もしかしたら見る人を選ぶ映画かもしれない。

でも、 間違いなく2017年一番の映画だった。

あの目が忘れられない。

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第2位 ライオン

エンターテイメントとしても素晴らしく面白く、

インドの現実、西洋人の先進的な考え方を感じられ、

世界を知ることのできる映画。

もし自分だったらどうする?

こんなドラマチックな現実ってある?

爽やかで、悲しく、感動。

デル・パテルのカッコよく成長した姿に

スラムドッグ・ミリオネア」を見た人なら感慨深いはず。

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第3位 マンチェスター・バイ・ザ・シー

哀しい映画だ。

でもベターエンドなんだ。

そう、人間って、そうなんですよ。

ベストではなく、ベター、そんな経験の積み重ねなんです。

現実を突きつけられる映画。

簡単な青春映画みたいに、頑張ればなんとかなる、みたいな

サクセスストーリーなんて本当はめったにないよね。

でも、ベターなんだよ。

主人公の演技と、映画を漂う悲しい空気感が素晴らしい。

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第4位 ゲット・アウト

2017年一の衝撃作かも。

こういう類の衝撃は「セッション」以来かもしれない。

終始漂う不穏な空気感が最高。

そしてサイコサスペンスへの展開が最高に上手い。

あのシーンが最高なんだ。

「鍵をよこせ!!」ってね。

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第5位 ハーフ・ネルソン

これも「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と同じようにベターエンドな映画。

人間の弱さやなにやら秘めているもんもんとしたもの。

上手くいかないことばかりだけど、

いいこともあるよね、いい一面もあるよね。って映画。

ライアン・ゴズリングが良い。

彼は「ラ・ラ・ランド」なんかではその魅力が出てこない。

こういう裏のある役で真価が発揮されるのだと思う。 

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第6位 朝が来る前に

なんかハリウッドじゃ描けないだろうなーって映画。

心臓移植っていう大きな題材、

俳優が泣きわめき、ものすごいいろんな努力をして、

派手な奇跡が起こるドラマチック感。

微塵も押し付けず、淡々と描写する感じ。

だからこそ見る側に強い感情を芽生えさせるのだと思う。

静かだけど強い。

そんな映画。

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第7位 ある戦争

これも戦争映画なのに妙に静かな映画。

人間を描いている。

「ある戦争」という邦題は珍しく良いかもしれなく、

戦争の「とある」一面を描いている点で、これもハリウッドにはない。

いろんな人にとっての戦争、

これももし自分だったら?また、別の立場だったら?

と考えてしまう映画。escape-ratrace.hatenadiary.jp

 

第8位 T2 トレインスポッティング

20年前に「トレインスポッティング」を見て映画ってなんて面白いんだ、

と思った人は絶対見るべき、というか見ているだろうけど。

しかもちゃんと20年後の現実的な続編になってて、

それでも疾走感あふれる(おじさんだけど)感じが良い。

当時の出演者が全員ちゃんと出演したのが素晴らしいし、

期待を裏切らずしっかり続編にしたダニー・ボイルが素晴らしい。

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第9位 ダンケルク

一番の大作かな?

クリストファー・ノーランなので。

ただし現実の戦争が舞台なので地面をめくりあげたり異次元にいったりはできず。

しかし、機械的な効果音や極端に少ないセリフによって

終始緊張感が漂う面白い映画だった。

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 第10位 ドリーム

最もサクセスストーリーな映画。

なんの躊躇もなくだれでも見ることができる。

歴史的事実としてみるとすさまじいものがある。

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総括

やはり、人間をしっかり描いている映画が良いことが分かった。

「ムーンライト」、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、「ハーフネルソン

など、人間の弱さをしっかり描き、それが俳優によってちゃんと伝わってくること、

それが心を打つ理由。

また、そういう意味ではヨーロッパの映画も面白かった。

「朝が来る前に」や「ある戦争」は派手さはないがシリアスに、

丁寧に心情を描写している印象。

また紹介していないが「まともな男」なんかもちょっとコミカルさもあるが

人間の心理をよく描いていて共感できる部分があり面白かった。

 大作は「ダンケルク」や「ライオン」が面白かったし、「メッセージ」もよかった。

これらも、大作と言えど、しっかりとしたシナリオで魅せている印象。

もはやハリウッド映画だとしても、ド派手な表現は

ぴったりしたスーツを着込んで空を飛んだりするチームの映画にしか通用しないのかもしれない。

さて、2018年も面白い映画をたくさん見たいですね。 

 

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